tokyo-pull up-barの日記

フランスでの生活で気づいたことを書いていくブログです。

つらい経験を共有するという日本人のクセ

甲子園や高校野球のあり方に関するニュースなどがよく出ている。軍隊主義的だなどと言われている。日本人の中には、戦争の影響かわからないけど、みんなでつらい体験を共有する、ということが何か価値のあるものだと思われているような気がする。幾度も災害から立ち上がってきたというのも、こうした文化の背景にはあるのだと思う。

スポーツについてはあり方が変わらないといけないな。自分が中学で野球部に所属していた時にも「水は飲むな」の文化があって、馬鹿らしくて、水を飲んでるサッカー部に転部した。水だけが理由でないけど。大人になって、「あの頃は水も飲まずに頑張ってたなあ」って会話に何の意味があるのでしょう。

自分も年齢が当時の顧問に近くなって思うけど、野球部は水を飲まずに校庭をウサギ跳びしていて、サッカー部はスポーツドリンクを飲んでいて、この状況で、指導者として何か気づかななかったのか。指導者として成長したいと思うなら、誰かから学ぶのだろうけど、教えてくれた人も水飲むな系の人なんだろうな。当時はインターネットもなかったし、正しい情報が入ることがとても難しい状況だったのかもしれない。

仕事の仕方もそうだな。つらい体験の共有ばかりでなくて、楽しいことを共有しながら仕事を進めていきたいと思うのでありました。