tokyo-pull up-barの日記

フランスでの生活で気づいたことを書いていくブログです。

キャパはフランス人より日本人の方が大きいと思う。けど。

多くのフランス人はキャパがすぐ一杯になる。忙しそうにしているが、日本人から見ると、もっとこなせるだろうと思うことがある。

 

一方で、日本人はどうか。キャパ限界まで仕事をして、その結果広がったキャパの隙間を埋めるように更に仕事をする形だと思う。常に筋トレで限界まで追い込んでいるような、そのような感じ。つらいことすると成果が出ると思っているかのように。

 

日本人は限界まで手を動かすことを求められた結果、頭で考える時間が減った。実はいらないことまで持ち前のキャパでやっている。本来、キャパが広がった分、頭で考える時間を確保するのが良いと思う。そこで新しいことが生まれると思う。手を動かしている時間が仕事をしている時間と考えているので、議論の時間とか人とのコミュニケーションとか、そういった本来何かを生み出すきっかけが減った。いいから手を動かせ、いいからやれ、こんな傾向が続いた結果と思われる事件や不祥事が思い当たる。

 

日本はサボるのも苦手だ。常に走る。か完全に止まる。サボっている時間に何をするかの選択も下手かもしれない。日本人から見て、フランス人が何かサボっているなと思う時間、彼らは誰かとコミュニケーションを取っている。そんな中で仕事の話もするから結局何かにつながりやすい。コミュニケーションの壁の低さはこうした日常会話からくるのかも。多くの日本人サラリーマンは会社から離れた喫茶店で寝ているだろう。もしくは営業車の中で。若いころそうだった。サッカーでもサボっているというかオフザボールの動きが上手い外国人選手が多いのは、そういうことなのかも。サッカーをやっていた時、球を扱う練習しかしなかったなー。そういう生活習慣から色んな動きの違いにつながるのかなー。W杯が開幕なので考えてみた。全般的に日本人って優秀だなと思うことが多いので、その能力を使う方向を調整することで、だいぶ結果は変わると思うな。がんばれ日本!